【作品について】
ヒップホップとエレクトロニカと空想民族音楽を、タテ・ヨコ・ナナメに縫って、rapとinstrumentalのボーダー柄に仕立て上げたalbum。今作で追究したのは”淀みカラフル”。くすんだ彩色は雨の商店街か、はたまた湿地帯に生い茂る草花か果実か。主にサンプリングで作られ、editされた多種多様な音の断片は、不思議な行進性を生み、この”淀みカラフル”の血となり肉となった。その中で、私生活と比喩はflowし、ざぶざぶと水を蹴り上げ、叫びながら走り去って行った。
(『テテロルルロ』とは、雫や雨がしたたる様子を表した言葉である。)